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【台湾ブログ】「子どもブロンズ像」を見て・・・日本人らしさを感じた

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【台湾ブログ】「子どもブロンズ像」を見て・・・日本人らしさを感じた

ラジオ局をはじめとしたメディアの事務所や企業が建ち並ぶ、東京都千代田区の「麹町」。大型商業施設はなく、オフィス街という雰囲気で観光客が訪れる機会が少ないエリアだと言えるだろう。その「麹町」を興味深く感じ、観察記をブログにまとめた台湾人がいる。日本人らしさを感じたエピソードを書きつづった。
ハンドルネーム・東京碎片さんは、地下鉄麹町駅近くの「子どもの形のブロンズ像」が目についたという。「野球帽をかぶり釣り竿を持った少年の像だ。“夏の思い出”と名のついたこの像は、得意気な表情をしている」と説明し、季節にマッチした服を着ている衝撃の事実も伝えた。子どもらしく、愛らしい格好をしているというのだ。

 筆者によると夏は半袖シャツに半ズボン、冬はジャケットやマフラーを身に着けているとのことだ。「祭りの時期は、日本の伝統的なハッピという祭の衣装を着ていた!」と報告したが、調べた結果「最初は真っ裸の像であった」と知った。だがいつの間にか服が提供されるようになり、観察するようになって数年経った筆者は「彼の本来の姿を見たことがない」と述べた。

 服を着ているのが当たり前と感じさせるくらい、「麹町に関係する人々がこの像に特別気遣っている」と思うしかなかったようだ。
続けて「東京には他にも同じような像がある」と、JR浜松町駅ホーム内の小便小僧を紹介。「麹町の像のようにいつも季節によって服を着替えていた」と知らせた。  


またベルギー・ブリュッセルの小便小僧像について触れ、「外国人までもが知る人気の観光スポットなので、民族衣装からサッカーのユニフォームまで世界各国から服が贈られてくるらしい」とつづったが、現地への渡航経験はなく本家ベルギーの小便小僧を拝んだ経験はないらしい。
 ベルギーと日本の状況を元に、子どもを象った可愛らしい像は世界中で愛されると結論を思い浮かべた筆者だが、気になったのは「ベルギーの小便小僧は服を着るのは特別な日のみ、普段は裸のまま」という点だ。2国間の微妙な違いを考察したのだという。「ベルギーの人々は国の歴史や文化を敬い、誇りを持っている」と感じたそうだ。


 一方で日本人は、「像を擬人化する習性があるように感じた」と述べた。ペットを子どもと思い、アニメキャラクターを恋人かのような存在にするなど、日本人は人間ではない存在に愛おしさを感じる習性を持つとし、「ブロンズ像にも魂が宿ると考える」傾向があるのではないかと考えた。

 同時にブロンズ像を思う心理として、麹町の釣りの少年像も小便小僧も「可愛い子どもなのに、裸ではあまりにも哀れだ」という同情心が湧いていると推測した。筆者はその同情心こそ日本人らしさだと捉えており、「服を着た後に裸に戻すと、着用を願った署名活動が行われ、着替えが準備されるようになった」、「麹町にはほかにも子どもの像があり、すべて服を着ているようだ」などと報告している。




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