中野容疑者の祖母語る「何でこうなってしまったのか…」
知人男性が電話で「自分が出頭させた」
「何でこうなってしまったのか分からない…」。野口愛永さんに対する監禁容疑で逮捕された中野翔太容疑者の祖母(71)は24日、千葉県成田市の自宅で取材に応じ、困惑した表情を浮かべた。
祖母によると、中野容疑者は姉、弟とともに祖母宅で育ち、中学卒業後は2年間ほど働きに出たが、その後は祖母宅から現金を勝手に持ち出すなど、素行が悪くなっていったという。
昨年夏に千葉市へ転居。今年3月ごろには複数の銀行から通帳とカードが祖母宅に送られてきた。不安に思った祖母が「口座を売っているのか」と尋ねたが、中野容疑者は「関係ない」と返すだけだったという。
24日午前、千葉県警から「翔太さんを預かっています」と電話があり、夕方には中野容疑者の知人男性から「自分が出頭させた。翔太は『金の貸し借りで問題があった。穴を掘って(野口さんを)埋めた』と全部話した」と伝えられたという。
「被害者の方には、本当に申し訳ない」。祖母はそう話すと、肩を落とした。