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李登輝氏、中国の古い価値観からの脱却訴え:台湾

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李登輝氏、中国の古い価値観からの脱却訴え


李登輝元総統は5日、中正大学(嘉義県)で台湾主体性の確立をテーマに講演し、中国式の古い価値観からの脱却を訴えた。

講演の中で李氏は、中国の各王朝が繰り返してきた「託古改制」(古典や過去の価値観を取り上げ、自身の政治改革の正当性を強化する)という考えはすでに現代の民主化の潮流に受け入れられないことは明らかであると指摘。

その上で自身が提案した「脱古改新」(古きを脱し、物事を新たなものに改める)という新たな思想を台湾の改革の方向とすべきだと語った。

李氏は「脱古改新」の目的は「1つの中国」などの束縛から脱し、台湾を主体性を持った民主主義国家にすることにあるとしている。


日本時代に開通の台湾鉄道ローカル線、老朽化した桁橋の架け替え進む

新北市郊外を走る台湾鉄路管理局の平渓線で、老朽化したガーダー橋(桁橋)の架け替えが進んでいる。狭小な山間部での難工事だが、最新の技術を駆使して6月末の完成を目指している。

同線は日本統治時代の1921(大正10)年に石炭運搬線として開通。沿線には風光明媚な風景が広がり、近年は観光路線として多くの行楽客で賑わう。

同線には5カ所の桁橋が掛かっているが、いずれも老朽化が目立つ。台鉄では約10年前にも架け替えを検討したが、工事用機材を現地まで運ぶ道路がないなど技術的な理由から見送られていた。

今年1月中旬から行なわれている工事には、台鉄が特注した特別機材が活躍。列車の運行に支障が出ないよう、夜間の施工が続く。総工費は約8700万台湾元(約3億4000万円)。

線路では合成樹脂を用いた枕木への交換も進められており、乗り心地改善に向けた取り組みも行われている。


台湾モスバーガー関連企業、禁輸の日本産食品を輸入か

衛生福利部(衛生省)は5日、台湾でモスバーガーを経営する安心食品服務(台北市)の関連企業、魔術食品工業(新北市)が日本から輸入しようとした調味料2種類、計500キログラムを、食品安全衛生管理法違反で返品または処分すると発表した。市場への流通はない。魔術食品工業は同日、違反はなかったとする声明文を発表している。

衛生福利部は、問題の調味料は、東京のメーカーが製造したと記載されていたが、実際に製造した会社および工場は栃木県にあると指摘。産地偽装の疑いがある。台湾では福島第1原子力発電所事故以降、福島、茨城、栃木、群馬、千葉で生産、製造された食品の輸入を禁止している。

一方、魔術食品工業は、製造工場は東京と埼玉だったと衛生福利部の指摘を否定。安心食品服務は、モスバーガーの商品は同部の食品衛生安全基準を遵守しているとし、これからも安全で安心な商品を提供するとしている。

日本人の男、台北メトロ駅構内で女性のスカート内盗撮し逮捕

台北の警察は4日夜、台北メトロ(MRT)の駅構内で女性のスカート内を盗撮したとして日本人の男を逮捕した。男は容疑を認めている。台湾の複数メディアが報じた。

男はエスカレーターの段差を利用して犯行に及んだとされる。取り調べの結果、男のスマートフォンから被害者の女性の足やスカート内を写した写真が多数見つかった。

逮捕後、男は謝罪の言葉を口にする一方、初犯だと主張して情状酌量を求めている。検察当局は取り調べの後、「妨害秘密罪」で男に出国禁止を命じている。



台湾の母親が旅行したい都市、東京が1位に=ホテル予約サイト調査

オンラインホテル予約サイト大手、ホテルズドットコムが4日発表した母の日に関する調査結果で、台湾の母親が行きたい旅行先の1位に東京が輝いたことがわかった。東京は、子供が母を連れて行きたい旅行先でもトップになった。

母親が行きたい都市の2位以下は順に、台湾の各都市、パリ、ドバイ、バリ島。一方、子供が連れて行きたい都市は東京に次いで、台湾の各都市、香港、バリ島、上海となった。上位をアジアの都市が占め、母親の希望とやや異なる結果が出た。

一夜を共にしたい理想のパートナーの1位には俳優の金城武が選ばれた。2位は俳優のアンディ・ラウ(劉徳華)。3位には“柯P”の愛称で親しまれている柯文哲台北市長が、木村拓哉(4位)やブラッド・ピット(5位)を抑えて入選した。

母の日のプレゼントとして旅行する際に一緒に行きたい人については、約8割の母親が「家族」と答えた。一方、4分の1以上の母親が「義父母」を一緒に行きたくない人として挙げ、母の日は気を遣わずに過ごしたいと願う母親の心理が垣間見られた。


台琉ヨットレース 台湾のチームが優勝 石垣―基隆を1日強で横断

第14回台琉友好親善国際ヨットレースは3日、閉幕し、石垣港―基隆港を28時間26分で航海した国立台湾海洋大学(基隆市)がBグループの優勝に輝いた。同大学は昨年から同レースに参加し、今回が2度目の挑戦だった。

レースには台湾や日本、香港などのチーム計19艇が参戦。1日午前10時過ぎに一斉に石垣港を出発し、253キロメートル離れたゴールの基隆港を目指した。

唯一の学生チームとなった海洋大は昨年、悪天候で途中棄権した。今年は船齢25年の小型ヨットで出場。大雨に見舞われたり、ヨットの帆がからまるなどのハプニングもあったが、無事に完走。雪辱を果たした。

学生らは基隆に到着後、国境を越える貴重な体験を通じて勝ち取った優勝に喜びを爆発させた。




台湾・新北市の街角がメルヘンな世界に アニメキャラを塀などにペイント

北部・新北市土城区内の路地の塀などには、町を明るくしようとアニメキャラクターなどのイラストが施されている。メルヘンチックな世界が広がる街角は、近隣住民から好評を得ている。

同市土城区安和里の古秋源里長(町内会長)は2年前から、地域を“ペイント村”にしようと、使われなくなった水路や古びれた塀などを、地元や農村などをテーマにしたイラストでカラフルに彩ってきた。ゴミなどが溢れていた町は、ペイントにより美しさを取り戻し、親子に人気の秘密探検基地に変身した。

イラストを手がけるのは、短期受刑者たち。90日の社会貢献活動が科されている宏さんは、1カ月かけて長さ30メートルの柵に2頭の金龍を描いた。達成感を得た宏さんは「機会があればまたボランティアに来たい」と話した。同里近くの自治体でも4日、これら人たちによってペイントが行われた。

新北市地方法院検察署(地検)は社会貢献活動を通じ、受刑者の新たな特技を開拓できればと期待を寄せている。受刑中に身につけた絵画技術を活かし、現在はストリートアーティストとして第2の人生を歩んでいる女性もいるという。



量販店が積極的に店舗増設、カルフール15店、全聯60店

量販大手のカルフール(家楽福)は、既存の大型店に加え、地域密着型の小規模新型店を今年15店舗以上出店する計画だ。カルフールの現在の総店舗数は72店で、うち大型店が62店舗、地域スーパーやコンビニに対抗する小規模新型店は10店舗を展開中。さらなるサービス向上を目指し、管理職を中心に500人規模の人材採用を進めている。

スーパーの全聯(PXMart)は現在、全国740店舗、昨年の総売上は760億元。今年の目標を60店増の800店、総売上800億元とした。IBMと組み準備中のネットスーパー業務を来年にも開始する計画のほか、7月1日からは電子マネー「悠遊卡(EasyCard)」での支払いにも対応するなど、ITを積極的に導入していく考えだ。



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