【台湾ブログ】宮崎駿監督の新作『風立ちぬ』を空想、早く見たい!
レコチャイより・・・・・
宮崎駿監督作品についてブログに書きつづっている台湾人のブロガーが、新作『風立ちぬ』について取り上げた。宮崎監督が作品に込めた思いなどを想像している。
台湾人男性のtwmh(ハンドルネーム)さんは、『崖の上のポニョ』(2008年公開作)に続く宮崎監督作品を待ち続けていたとのこと。「やっと新作が上映される。監督は“日本の現状を描いた作品”と言っていたが、長い間宮崎作品を追いかけてきた僕なりに、『風立ちぬ』について考えた」そうだ。
「09年4月から、宮崎監督は模型雑誌で「風立ちぬ」という水彩漫画を発表していた。タイトルは堀辰雄氏の小説を借りていたが、内容は第二次世界大戦の主力戦闘機・零戦の設計者である、堀越二郎さんを描いたストーリー」と説明したtwmhさんは、「戦争や災害に襲われた日本の昭和初期は、暗い時代だった。その中で飛行機作りを夢見る堀越さんは病に侵された少女に出会い、彼女のために飛行機を作る」内容であることを知っており、「宮崎監督は短い連載を予定していたが、描いていく内に続けたくなり、結局9回になった」というエピソードも紹介した。
そして「ポニョが母親と息子の関係を描いた作品であれば、『風立ちぬ』は宮崎監督と父親の関係を描いたのではないか、と私は思う」と述べたtwmhさん。宮崎監督の父親が、航空機の部品工場を経営していたことも、知っている。「信じることができなくなったこの時代、宮崎監督は自信が伝えたいメッセージを『風立ちぬ』を使って表現したのかもしれない」と、ブログを締めくくった。