ゴルフ場が「18」ホールになった意外な理由
5月24日は「ゴルフ場記念日」。1903年のこの日、日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」が神戸・六甲山にオープンしたことを記念して定められました。では、ゴルフ場と言えば18ホールが定番ですが、なぜ「18」という中途半端な数字に設定されているかご存知でしょうか?
ゴルフの発祥地・スコットランドでは多くのゴルフ場が海辺にあり、冷たい風にさらされながらプレイをするゴルファーたちはスキットルと呼ばれる銀製の容器にウイスキーを入れ、ティーショットのたびにキャップ1杯のウイスキーを飲むという習慣を持っていました。
スキットル1個分のウイスキーを飲み干すのに、ちょうどキャップ18杯……ということで、いつの間にか18ホールでゲーム終了、という流れになった……なんて説もありますが、どうやらこれはジョークに近い俗説。
実際は、英国の名門コースであるセントアンドリュースのオールドコースが18世紀の半ばに、土地の返還によって当初の22ホールから18ホールに縮小されたことにならって……が正解のようです。俗説の方が話としては面白い気もしますが、2つの「ゴルフ場トリビア」をクラブハウスの雑談で披露すると場も盛り上がりそうです。