日本を訪れる中国人観光客といえば、家電量販店やドラッグストアなどで「爆買い」をし、寿司やラーメンを楽しむイメージが強い。しかし買い物や食事に限らず、景色や温泉を楽しむ中国人も増え、行動範囲は全国各地に広がっている。中でも兵庫県の有馬温泉や城崎温泉には、中国人観光客が殺到。
「最近は一泊3万円以上の高級旅館に宿泊する中国人が多く、日本人でも予約を取りづらいと聞きます」(旅行ガイドブックを手がけるライター)
城崎温泉にある高級旅館は、富裕層であるはずのそうした中国人観光客の入浴のマナーの悪さに驚いたという。
「当旅館では中国人客にありがちな、夜中まで騒ぐなどの行為はありません。しかし困っているのは、大浴場の湯船の中で、スポンジタオルを使って石けんで体を洗うお客様が多いことです。我々が把握したのは、いずれも湯船が泡だらけになった後でしたので、注意ができませんでした。中国人が宿泊しているのを敬遠される日本人のお客様もいますね」(旅館従業員)