北京市食品監督管理局によると、これまで同市内で小売りされていたウーロン茶の1種、鉄観音茶の茶葉から基準を上回る量のレアアースが検出される例が続いている。これまでに最大で基準の約6倍のレアアースが検出された例があった。レアアースはただちに健康被害が出る量ではなくても、長期にわたり摂取し続けると腎臓、肝臓、神経系に悪影響がでる恐れがあるという。
北京市食品監督管理局によると、これまで同市内で小売りされていたウーロン茶の1種、鉄観音茶の茶葉から基準を上回る量のレアアースが検出される例が続いている。これまでに最大で基準の約6倍のレアアースが検出された例があった。レアアースはただちに健康被害が出る量ではなくても、長期にわたり摂取し続けると腎臓、肝臓、神経系に悪影響がでる恐れがあるという。
北京市食品薬品監督管理局は春節(旧正月)など長期休暇期間を除き、1週間に1度程度の割合で、市内で販売されていた食品の安全調査の結果として、「不合格品」のリストを発表している。4月29日の発表分から4回連続して、基準を上回るレアアースが検出された鉄観音茶葉が「不合格品」とされた。
同管理局が20日に発表した「不合格品リスト」で挙げられた食品5種はいずれも、基準を上回るレアアースが検出された鉄観音茶だった。基準の上限は1キログラム当たり2.0ミリグラムだが、同発表では最大で基準の約6倍の1キログラム当たり11.7ミリグラムのレアアースが検出されたという。
27日に発表された「不合格品」5種でも、うちの1つは福建省安渓県で生産された金碧峰鉄観音茶だった。基準の3倍近い1キログラム当たり5.47ミリグラムが検出されたという。
同時に発表されたその他の「不合格」は、基準を上回るカドミウムが検出されたキヌガサタケや残留が認められない防腐剤が検出された酒だった。
同管理局が「不合格品」に指定した食品類の場合、購入した消費者はレシートと包装を持参すれば、販売した小売店で返品を求めることができるという。
レアアースはただちに健康被害が出る量ではなくても、長期にわたり摂取し続けると腎臓、肝臓、神経系に悪影響がでる恐れがあるという。