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軍艦島上陸計画の韓国市民団体、船のトラブルで寄港した伊王島で“慰霊祭”強行

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韓国・光州の市民団体「勤労挺身隊ハルモニと共にする市民の会」(李國彦・常任代表)が長崎市沖の端島炭坑(通称・軍艦島)への上陸を試みた問題で、同会のメンバーが船のエンジントラブルで寄港した伊王島桟橋で“慰霊祭”を強行していたことが6日、わかった。

 市民の会は、軍艦島について朝鮮半島出身者が強制徴用された施設だと主張し、世界遺産登録に反発している。今回は「記憶する、平和な未来に」と記した横断幕を島内で掲げる予定だった。

 同会メンバーは、4日午後に事前に連絡していた長崎の地元報道陣とともに、軍艦島を目指したが、途中で遊覧船のエンジンが故障。経由港の伊王島(長崎市伊王島町)で下船せざるを得なくなった。

 遊覧船に同乗した同市の会社経営、小川茂樹氏(51)によると、メンバーは伊王島港ターミナル桟橋で軍艦島で命を落とした朝鮮半島出身者に対する慰霊祭を始めた。韓国語で声明文を読み上げたほか、桟橋の上で2束ほどの線香をたくなどした。

 公の場でデモ行為などをする場合、国内の団体なら道路交通法に基づく道路使用許可を取ったり、今回の場合は施設に許可を得るなどして実施するが、市民の会はこうした手続きをしていないとみられる。

 小川氏は「テレビカメラの前でパフォーマンスをやったに過ぎない。事実関係を無視して、地元テレビ局が美談に仕立て上げることを狙っているのだろう」と憤った。



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