現代快報は、韓国を訪れている外国人客をターゲットにした偽化粧品販売店の実態を伝えた。
韓国・東亜日報の報道によると、ソウル市の梨花女子大学付近の化粧品販売店は、通常5万4000ウォン(約6000円)で販売されている馬油を1万1000ウォン(約1200円)という価格で販売している。一般的な化粧品店では外国人客に対して5~8%値引きする程度だが、この店の値引き率は約80%。店内は中国人客でいっぱいの状況で、韓国人と思われる客が買おうとすると「ここは外国人専用の売り場。韓国人はここで買うことができない」と告げられる。
メーカーが確認したところ、この店で売られていた商品はすべて偽物であることが判明。ある業界関係者は「買った商品が偽物であったとしても、外国人が返金や返品を求めることは難しい。悪質な業者がこの点に目を付けて外国人に偽物を売りつけている」と指摘している。韓国には商標権侵害に関する法律もあるが効果は上がっておらず、韓国に留学しているある中国人女性は「こういう店は数多くある。一般的な免税店が国際的なブランドを扱っているのに対し、それほど高級感のない韓国ブランドが店頭に並んでいるのが特徴」と話している。