10日放送の「アナザースカイ」(日本テレビ系)で、オリエンタルラジオの藤森慎吾が、父親が17年の間、藤森に言えずに伏せていた真実を知ることになった。
番組では、藤森が中学時代の3年間を過ごした香港を訪れたときの様子を、VTRにまとめて放送した。
そのなかで、藤森がジャカルタ在住の父親と、パソコンを通じて会話する場面があった。そこで父親が、「香港へ急になぜ行ったか、当時は理解できなかったでしょ?」と藤森に問いかけた。
当初は3年間限定の父親の単身赴任だったそうだが、その後、父親の赴任期間が伸びたのだとか。そのため、家族を香港に呼んだのだと藤森は当時思っていたという。
しかし父親は、「お姉ちゃんのイジメの問題もあったりしてさ、お母さんも疲れてたでしょ。環境を変えたかったの、とにかく」と、真実を話し始めた。
藤森の姉は日本でイジメに合い、長らく引きこもり生活を送っていたという。父親は、その状況を変えようと決断したのだそうだ。「ばあちゃんも親戚も皆に反対されたんだよ。だけど、お父さんが決めた。でも結果的にはさ、よかったと思うよ。家族みんな元気になったしさ」と、藤森に明かしたのだ。
藤森も当時のことを、日本ではほとんど話さなかった姉が明るくなり、一緒に行動することも、笑い合うことも多くなったと振り返った。また、現在の姉について「いい旦那さんにお嫁にもらっていただけて、幸せにしてますからね」と話した。
さらに、藤森は父親に「結構(香港の家の)家賃高かったんだね…」と尋ねると、父親は「高いよ、お前…!お前たちにはいちいち言わなかったけど、すっごい高いんだよ。香港は(家賃の価格)世界一だよ」とコメント。父親の決断の真相を知った藤森は、「ありがとね」と感謝の言葉を伝えていた。