19日午前11時40分頃、愛知県豊橋市高塚町の海岸にクジラの死骸が流れ着いた。
現場に駆けつけた豊橋市自然史博物館の安井謙介主任学芸員によると、体長は約10メートルで、下あごの形から日本近海で生息するマッコウクジラの子供とみられる。安井主任学芸員は「スナメリやイルカの漂着はあるが、これだけ大きなクジラの漂着は珍しい」と話している。
海岸を管理する愛知県は20日にも、クジラを砂浜に引き揚げる予定で、21日に国立科学博物館(東京)の専門家が死因などを調べた後、砂浜に埋めるという。
クジラの死骸につられサメが海岸付近に近づいてくる可能性もあるため、豊橋市消防本部は注意を呼びかけている。