人気アニメ『ちびまる子ちゃん』のキャラクターたちをラッピングした電車が27日から1年間、静岡市の静岡鉄道新静岡~新清水間を走行する。
『ちびまる子ちゃん』は、静岡県清水市(現:静岡市清水区)を舞台に、そこに暮らす一家・さくら家の次女である小学3年生のまる子(さくらももこ)と家族、友だちとの、ほのぼのとした日常を描いた作品で、これまでに50以上の国と地域で放送され、人気を博している。特に中国、韓国、台湾、香港などで大人気で、北京では「ちびまる子ちゃん」フェアが7月17日からスタート。9月6日まで「夢」をテーマに開催されている。
ちびまる子ちゃん電車を企画したのは、静岡市、静岡鉄道と「ちびまる子ちゃんランド」(清水区)を運営するドリームプラザ。ちびまる子ちゃんのアニメは、1990年の放映開始から今年で25周年となるため官民が連携した。静岡市への内外観光客の誘致が狙いで、特に中国、韓国、台湾など近隣諸国からの旅行客の増加を期待している。
ラッピング電車は、ピンクの車体に、まるちゃんやたまちゃん、花輪君などおなじみのキャラクター17人が描かれている。
27日には「ちびまる子ちゃんラッピング電車」の出発式が、静岡鉄道の新静岡駅で開催される。ラッピング電車は、2両編成で、新静岡駅と新清水駅間を1日13~19往復する予定。市内のゆかりの場所を巡るスタンプラリーの実施や、ちびまる子ちゃんとのコラボ商品の販売も検討している。