背筋も凍る犯罪事件の物語にわくわくする人にぴったりのホテルが、英ロンドン(London)に新登場する。ただし、お金持ちでないと宿泊するのは難しそうだ。
5000万ポンド(約97億円)をかけて改修され、7階建ての超豪華5つ星ホテルに生まれ変わろうとしているのは、ロンドン警視庁の初代本部庁舎「グレート・スコットランド・ヤード(Great Scotland Yard)」。19世紀後半に有名な「切り裂きジャック(Jack the Ripper)」殺人事件の捜査本部が置かれたことで知られ、英推理作家アーサー・コナン・ドイル(Arthur Conan Doyle)の小説「シャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)」シリーズにも登場する歴史的な建物だ。
ホテルは2017年初頭にオープン予定で、1泊の宿泊料金はなんと1万ポンド(約194万円)。
開発業者によれば、エドワード朝様式の赤レンガの壁と石造りの正面デザインは改修後のホテルにも引き継がれ、グレート・スコットランド・ヤードという名前も残す。内装は「現代的でスタイリッシュ」なものになるという。