女優・宮崎あおい(29)とV6の岡田准一(34)の熱愛スクープが世間を騒がせているが、そのあまりに不自然な報道にブーイングが巻き起こっている。
このスクープは発売中の女性誌「女性セブン」(小学館)が報じており、帽子を目深にかぶったマスク姿の二人のツーショットを掲載。今夏、東京都内のスーパーで買い物をして共通の知人の住むマンションに入っていくところだといい、岡田がプードルを抱いて宮崎が彼の肩に手を添えている写真などが公開されている。
双方の事務所はノーコメントを貫いているが、動かぬ証拠の写真があるだけに否定するとしても言い逃れは難しそうだ。
この二人の仲が話題になったのは、2011年に週刊誌で報じられた「不倫騒動」が最初であることは周知の事実。だが、同誌は「今年の春から交際に発展」としており、不倫疑惑についても「高岡が疑っていた」とするのみでほとんど核心に触れない不自然なスクープになっている。
騒動当時、宮崎は俳優の高岡奏輔(33)との離婚問題に揺れていたが、同時期に頻繁に岡田と連絡を取っていたといわれていた。それを知人から知らされた高岡が、岡田を呼び出したことが騒動の発端とされる。岡田は当初「自分は関係ない」とシラを切ったが、最終的には宮崎との不倫関係を認めて「坊主にします」と土下座で謝罪。さらに自らの携帯電話を差し出し、その中にあった「また一緒に(温泉に)入ろう」などといった宮崎からの親密なメールを見せたとされている。
離婚成立後、高岡はTwitterで宮崎批判を繰り広げる中で「旦那が海外に行ってる最中に人妻に手を出す不倫男もいる」などと岡田を攻撃するかのような書き込みをしていたが、各局ワイドショーやスポーツ紙などの大手メディアは黙殺。週刊誌やネットメディアでは騒がれたものの、業界的には「なかったこと」として扱われていた。
「この不倫疑惑は主にジャニーズサイドに配慮して各メディアが黙殺。ジャニーズタレントが人妻を寝取ったとなれば、前代未聞のスキャンダルになってしまいますからね。岡田を俳優部門の柱として売り出している事務所側からも『黙殺指令』が出ており、ジャニーズとの良好な関係を築きたい各メディアは従うしかなかった」(週刊誌記者)
ところが、今回のスクープでは一転。ジャニーズと「蜜月関係」といわれる「女性セブン」が熱愛をスクープし、スポーツ紙やワイドショーも大々的に後追い報道をしている。そもいずれも「今春に交際スタート」を強調し、不倫疑惑にはほとんど触れていない。
「不倫疑惑が騒がれたことで二人が一時疎遠になったのは事実のようです。しかし、2012年に映画共演が実現してしまった影響などで焼けぼっくいに火がつき、宮崎が独身になったこともあって交際が再開していた。それが今回のスクープでは『友人関係だったが高岡に疑われたせいで疎遠になり、今年になってから再会して交際に発展した』という筋書きに変えられている」(前同)
茶番のような印象を受けるが、このウラにはどのような意図があるのだろうか。
「双方の事務所は交際に反対していましたが、二人の意志は固く別れさせることができませんでした。結婚を視野に入れた真剣交際のようです。しかし、折りしも宮崎はヒロインの一人として出演するNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』(9月末スタート)を控えた時期。もし放送中に不倫騒動と絡めて岡田との熱愛スキャンダルを報じられれば命取りになりかねません。人妻に手を出したとメディアに騒がれれば、岡田にとっても深刻なイメージダウンになる。その結果、ジャニーズ主導で懇意の女性誌に好意的な記事を書かせ、不倫騒動を『なかったこと』にしつつ交際を半オープンにするという判断になったようです」(前同)
このような経緯があって不倫カップルが一転、メディアで「さわやかカップル誕生」と祝福されることになったようだ。
事務所サイドにとって怖いのは元夫・高岡の存在だろうが、度重なる暴露で表舞台から干された彼は細々と芸能活動している状態で現在は意気消沈。今さら大手事務所に刃向う力があるとは考えにくく、高岡の沈黙を見越しての交際オープン化だったと推察される。
これほど白々しい印象操作も珍しいが、そう簡単にファンの目を欺くことはできない。ネット上では宮崎ファンを中心に「ガッカリ」「清純派ぶってたのは何だったの」「魔性の女すぎる」などと批判が噴出し、岡田ファンからも「やっぱり不倫は本当だったんだ...」などと失望の声が漏れている。
どう考えても風当たりは厳しそうだが、この強引な突破策によって二人はゴールインするのだろうか。