東京・豊島区の池袋駅前で起きた乗用車の暴走事故で、逮捕された運転手の男は警視庁の調べに対し、買い物してラーメンを食べた後に車に乗ったが、疲れて居眠りしたと話していることがわかった。
16日、池袋駅近くの歩道で乗用車が突っ込み、歩行者5人が死傷した。警視庁によると、自動車運転過失致死傷の疑いで逮捕された東京・北区の医師、金子庄一郎容疑者(53)は調べに対し、事故の当日は自宅を午後1時ごろに出た後、墓参りに行き、その後、買い物をしてラーメンを食べた後に車に乗ったと話しているという。
金子容疑者が開いている診療所に通ったことがある人は次のように話している。
金子容疑者の元患者「2~3年前に私かかってたんですけど、誰もいないんですよ、いつ行っても患者さんが。本当に落ち着きがなくて、診察を落ち着いて受けられる感じではなかったので(行くのを)やめてしまった」
金子容疑者は「疲れていて、居眠りをしてしまった」などと話しているということで、酒や薬物は検出されていないということだが、警視庁は持病の有無についても調べるなどして事故の原因を詳しく調べている。