米国では日本風の居酒屋が相次いで開店している。米国の地元情報を提供するサイト「sfexaminer」では、米カリフォルニア州で居酒屋に行った筆者が、総菜の素晴らしさについて記している。
筆者は、米国には多様な文化的背景があり、各国の料理を食べられるが、日本居酒屋を訪ねたとき、創造的な総菜に感動したとつづっている。
その居酒屋はわずか34席しかないので、午後7時を過ぎたら人々は並ばなければならない、と店の人気ぶりを伝えている。
通りに面した店には大きな窓があり、窓越しから毎日のスペシャル料理と酒が書かれた黒板が見え、また料理人がキッチンで調理する様子もうかがえるので、通行人の興味をそそっていると記している。
筆者のお気に入りは小さな皿で提供される総菜で、とても伝統的な日本食だと思うと語っている。特に「タコわさび」という総菜は、西洋人にとって不思議な食べ物だが、一度食べたらかなりやみつきになる、と感想を語っている。
また、ほかにはサクサクした食感がとてもおいしい、パン粉をまぶして揚げた鳥の軟骨や、ベーコンで巻いたもちなどを挙げており、これまで食べたことのない食感がし、誰が食べてもおいしく、口を楽しませてくれると高く評価している。
総菜を堪能し、日本酒を飲んだ後は、豚骨ラーメンで締めくくってほしいと伝えている。豚骨でだしをとり、細く噛みごたえのある新鮮な麺が入ったラーメンは、常に人気があるという。
最後に筆者は、この日本居酒屋はいつも予約でいっぱいで、小さいが素晴らしいお店なので、開店と同時に並んで入ることを勧めると締めくくっている。