ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は6日、欧州の全ての教区に対し、それぞれ1世帯の難民の家族を受け入れるよう呼び掛け、模範を示すため、バチカンの2教区が難民2世帯を「近日中に」受け入れると発表した。
法王はサン・ピエトロ広場(Saint Peter's Square)で行った説法で、今年12月に始まる「聖年(Jubilee Year)」に先立つ「具体的な行動」を呼び掛け、「欧州の全ての教区、教団、修道院、教会が、それぞれ1家族を受け入れる」よう求めた。欧州大陸には5万以上の教区が存在する。
法王は「戦争や飢餓の犠牲者として、死から逃れ、新たな人生を望む数万の難民申請者の悲劇に直面し、福音は私たちに対し、最も小さな、最も見捨てられた人々の隣人になり、具体的な希望を与えることを求めている」と語った。