韓国・東亜日報は4日、米ニューヨーク・タイムズ(NYT)が韓国プロ野球の「バット投げ文化」を「米国人にとっては大変非礼に感じるが、韓国では日常的」などと紹介したと伝えた。
NYTは2日に掲載した記事で、韓国で本塁打を放ったバッターがバットを投げる習慣について、韓国語の「バット」と「投げる」の頭文字を合成した「パドン(ppa-dun)」という言葉で呼ばれているとし、「米国では頭にボールを投げつけられることを覚悟しなければならない仕草だが、韓国では極めて日常的に起きている」と紹介した。
これについて、ロッテ・ジャイアンツの崔俊蓆(チェ・ジュンソク)選手は「バットの芯にボールが当たると、自然にそういう仕草になってしまう。米国でプレーしても投げると思う。極めて自然な反応なので、人々も理解してくれるだろう」と述べた。韓国の選手たちはバットを投げる際の心境を「すがすがしい」と表現するという。
一方で、米国進出を目指す韓国選手はバット投げを辞めようと努力している。2011年から2014年まで韓国のネクセン・ヒーローズで活躍したブランドン・ナイト元投手は「朴炳浩(パク・ビョンホ)に、『メジャーに進出しようとしているならバット投げをしてはならない』と話した。その後、たまに無意識的にバット投げをしてしまうと、ベンチに戻って私に謝っていた」と話している。
この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。
「イ・スンヨプ選手を見習え。ホームランを打っても過度なセレモニーはしたことがない。相手のピッチャーに配慮して、頭を下げて素早く走る。伝説を作った選手を見習うべき」
「イ・スンヨプ、イ・デホ選手の共通点は、絶対にバットを投げない」
「一種のセレモニー。米国と韓国の文化の違い」
「チェ・ジュンソク選手のバット投げはやりすぎ。うれしいのは分かるが、少し自制してほしい」
「韓国ではカッコイイ行為だが、米国では怒られる」
「外国人選手が韓国人選手のバット投げに怒ったことがある。米国に理解を求めても分からないから、米国のルールに従うべき」
「ピッチャー以外のほかの選手も見ている。スポーツマンだから、相手を気づかうべき」
「ピッチャーの悪口を言ったわけでもないし、ただ喜びを表しただけなのに、それもダメか?米国は過剰反応。スポーツで自分の感情を出すのは悪いか?」
「米国人がやらないから、韓国もやっちゃダメか?事大主義」
「米国人選手はすぐに手を出すのに、バットを投げたくらいでケチをつけてる」
「メジャーでやるには、小さい頃から教育を受けるべき。バットを投げつける癖が付いてしまったら、メジャーでやるのは厳しい」