日本華字紙・中文導報によると、日本を訪れる中国人観光客にある変化が表れているという。中国新聞網が伝えた。
その変化とは、ツアー旅行ではなく自らスケジュールを組み立てられる個人旅行を選ぶ人が増えていることと、東京や大阪といった代表的な都市ではなく、観光客がこれまであまり訪れなかった都市の人気が高まっていることだという。
統計によると、今年日本の中部5県(愛知、岐阜、三重、静岡、福井)を訪れた外国人観光客は285万人に達し、前年比で44%増を記録した。日本政府観光局によると、今年上半期に静岡県に宿泊した外国人は87万5000人で、そのうち中国本土客が66%、台湾が11%を占めた。中国本土客は昨年の4.7倍に増えたという。静岡空港が国際線の本数を大幅に増やしたことも関係している。そのほか、岐阜県や福井県でも外国人観光客の数が大幅に増えており、中国人観光客が占める割合が大きい。
9月初旬に上海から日本を訪れたある女性は、日本旅行は3回目で今回初めて娘を連れてきたという。女性は「日本に来るたびに別の場所に行きたくなる。(今回は)静岡県のちびまる子ちゃんランド、浜名湖、三保の松原を見たい。それから岐阜県の高山市と白川郷にも行きたい」と話した。