韓国・ソウル(Seoul)の中央地方裁判所は11日、マーク・リッパート駐韓米大使を切り付けて殺人未遂の罪に問われた金基宗被告(56)に対し、懲役12年の判決を言い渡した。
金被告は今年3月、ソウルで開かれた朝食会を兼ねた会合の席でリッパート対しを果物ナイフで襲い、殺害を試みたとされる。検察は懲役15年を求刑していた。
ソウル中央地裁は判決言い渡しの際、公判中の金被告について「悔恨を示すこともなく、犯行を正当化しようと試みていた」と述べた。金被告は2010年にソウルで当時の駐韓日本大使に投石し、懲役2年の執行猶予付き判決を受けていた。