13日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)で、俳優の向井理が、スタッフを怒鳴りつけるほど厳しい現場を体験した過去を明かした。
この日の番組では「あの時だけは泣きましたSP」と題し、ゲスト出演した芸能人たちが仕事で思わず涙した瞬間についてトークを繰り広げた。現在33歳の向井は普段仕事で泣くことはないそうだが、27歳でドラマ「傍聴マニア09~裁判長!ここは懲役4年でどうすか~」(日本テレビ系)の仕事をこなしたときは感涙したのだとか。
本作は向かいの初主演作にあたり、向井も「スタッフを仕切っていく座長」としての意識を非常に強く持っていたという。しかし、当時のプロデューサーの証言によると、制作スタッフ間のコミュニケーションが撮影前半でうまくいかないという問題を抱えていたそうだ。
そして、ベテラン俳優がゲストで出演したときにある事件が起こった。そのときもスタッフの連携がうまくいかず、合図出しを何回か失敗してしまい、相手に大きな迷惑をかけてしまったという。
この大失態に対し、向井は、現場全体に響くほどの大声で「ゲストの方に対して失礼じゃないか!ちゃんとやろうよ!」と制作スタッフを怒鳴りつけたそうだ。
この事件以後、スタッフのチームワークは大変良くなり、向井は撮影終了日にスタッフ全員に対する感謝の思いを語るとともに、感極まって泣いてしまったという。 このとき、向井はスタッフ全員に花を一輪ずつプレゼントしたのだとか。
向井は当時を振り返って、初主演ということに当初抵抗はなかったはずが、撮影が進むにつれてプレッシャーを無意識のうちに感じていたことを認めた。そして向井は、現場の重圧から解き放たれた瞬間、涙腺が決壊したのだとコメントしている。