ナカダ容疑者が働いていた工場を経営するグルメデリカ(埼玉県所沢市)によると、容疑者は登録していた神奈川県藤沢市の人材派遣会社から紹介されていた。
勤務時間は午前5時から午後2時。派遣会社の関係者は「真面目で就業態度もしっかりしていた」と人物像を語った。同じ工場で働いたパラグアイ人の男性(63)らによると、工場近くの自宅から自転車で通い「サラダ用のキャベツを包丁で切る担当だった」。母国ペルーの出身者もいたが、「日本語はほとんど話せず、人とも話をしないで、いつも1人でご飯を食べていた」と語った。今月12日朝、職場に姿を見せず、派遣会社に「背広の人に追われている。工場に行けない」と連絡があり、そのまま退職した。