中国中央テレビによると、中国は20日、山西省の太原衛星発射センターから、超小型衛星20個を搭載した新型ロケット「長征6号」の初の打ち上げに成功した。
中国はこれまで、複数の衛星を搭載した長征ロケットの打ち上げに成功したが、「20個」は最多記録という。
長征6号は小型衛星を効率よく運ぶために開発され、今後、中国の宇宙ビジネスを拡大させる役割を担うものとみられる。超小型衛星は主に大学や企業の研究用で、宇宙空間での新技術開発や新商品のテストなどに使われるという。
一方、新華社通信は20日、大型ロケット「長征5号」の2016年の発射に向けた準備作業が始まったと伝えた。25トンの搭載能力を備える長征5号は中国が22年の完成を目指す宇宙ステーション運搬などを担う。