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親の七光りはかえって邪魔!? 親子関係を公表しないイマドキの2世タレント

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芸能界において当たり前の存在となった「2世タレント」たち。明石家さんま(60)と大竹しのぶ(58)の娘であるIMALU(26)や、渡辺徹(54)と榊原郁恵(56)の息子である渡辺裕太(26)などは両親ともに有名人であり、代表的な存在といえる。だが、このところの芸能界では大々的に2世であることを謳わずにデビューするケースも増えてきているようだ。

 たとえば、過日、アイドルグループ・さくら学院のメンバーである岡崎百々子(12)が、お笑い芸人の博多華丸(45)の次女であることが発覚した。以前からネットでは、大きな目元がそっくりなことや華丸の名字が「岡崎」であることなどから、「ふたりは親子なのかも?」といった指摘があった。それが公のものになり、ファンからは「やっぱりな」「これで親子共演が楽しみになった」と歓迎の声が寄せられた。

 しかし、当の華丸は「共演は自宅だけ」と言い、親子そろってメディア露出する気がないことを示唆。華丸の相方である博多大吉(44)も、バラエティ番組で「すでに事務所には(岡崎百々子とは)共演NGにしてくださいと伝えた」と言い、頑なな姿勢を見せている。

 また、お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右(46)の長女である岡田結実(おかだ・ゆい/15)も、子役やジュニアアイドルを経て、現在はティーン向けファッション誌『ピチレモン』(学研ホールディングス)の専属モデルとして活躍中。バラエティ番組への出演にも積極的で、爽やかな笑顔と明るい性格で人気を集める。芸能活動を始めたころは、彼女もまた岡田の娘であることを明かさず、岡田もまた娘の芸能活動に関しては沈黙を守っていた。

 岡田親子の関係が明らかになったのは、2012年に週刊誌が報じたスクープ記事。結実は2003年に子役として芸能界入りを果たしているため、9年もの間、ふたりが親子であることは伏せられていたワケだ。しかも、その記事が出ても岡田はダンマリを決め込み、いまだにバラエティ番組などでも自ら娘について言及するシーンはほとんど見られない。

「岡田さんの奥さんは元芸人さんで、娘の芸能界活動に関してはかなり積極的なようです。いわゆる"ステージママ"で、事務所の売り出し方などにも口を挟むタイプと伝えられています。そのため、長らく親子関係を明かさなかったのも、奥さんの考えだったのかもしれませんね。岡田さんの娘であることを伏せながら活動をし、少し注目を浴びたころに公表して、さらに知名度をアップさせようという戦略だったのかも...。

 その一方、今でも娘について語りたがらない岡田さんは、『親の七光りと思われたらかわいそうだ』という思いが強いのでしょう。すでに結実さんは昨年出演したバラエティで父親のことを『家ではネクラ』とネタにしていましたがね(笑)。いずれにしろ、結実さんの人気がさらに高まれば共演することになるでしょうし、岡田さんも密かにそれを楽しみにしていると思いますよ。それに、そもそもジャンルが異なるため、親の七光りといっても、かえってそれが邪魔になる可能性もありそうです」(芸能ライター)

 "スベリ芸人"とも呼ばれる岡田とすれば、そんな自分のイメージが娘についてしまっては困るという思いがあったのかもしれない。華丸もまた、アイドル活動をしている娘に、芸人である自分のネガティブな部分が影響してしまうことを心配しているようにも思える。または、"パパイメージ"が広がることで、自分の芸の幅が狭まってしまうとの危惧もあるのかもしれない。

 それとは逆に、子どもの芸能活動をデビュー時から公にして、積極的に応援している親もいる。その代表格といえるタレントの野々村真(51)は、娘の香音(かのん/14)が本格的に芸能活動をスタートさせた際のデビューシングル『花粉デビルをやっつけろ!』のプロモーションビデオに出演。当時はバラエティ番組にも頻繁に親子で顔を出し、野々村が"ダメ親"を演じて娘のしっかりしている面をアピールするなど、全力で猛プッシュする姿を披露した。その甲斐もあってか、香音はNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』で、ヒロインの井上真央(28)の少女時代役に抜擢されるなど子役として活躍中だ。

「当然ながら、2世タレントというのは親と比較されるものです。もちろん、親のファンが2世を応援することは多いですが、本人にしてみればプレッシャーにもなるでしょう。ただ、ジャンルが違えば、そのプレッシャーも少ないと思いますし、親の影響力でどうにかなるというものでもありません。そのため、公表するかしないかはあまり関係ないと思います」(芸能関係者)

 2世であることを伏せてデビューしようが、ひとつのウリにしようが、それだけで売れ続けることができるほど、芸能界は甘くないのだろう。ただ、活躍の幅が広がれば、2世であることは大きく取り沙汰される。そこで生じた影響をプラスにするかマイナスにしてしまうかは、彼ら次第といえそうだ。




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