台湾の長距離バス会社国光客運が、前身の台汽客運時代にアメリカから輸入したグレイハウンド社のバスについて、車両の老朽化を理由に今年いっぱいで引退することを明らかにした。
グレイハウンド社製のバスは1978年から1992年にかけ491両購入され、現在主に1992年に購入した33両が現役で活躍している。
国光客運の呉忠錫・総経理によると、当時台湾元1000万元を越え、他のバスに比べ非常に高額だったという。グレイハウンド社のバスはその性能の高さ、外観の優美さから「長距離バス界のロールスロイス」、「バス王」などと呼ばれ、バスファンに人気があることから国光客運では、引退後5台を保存、2台を交通部公路総局の北部と南部の訓練センターに寄贈し、定期的に整備を行うという。また、それ以外の車両については売却も検討しているといい、価格は一台約台湾元60万元だという。
台湾の長距離バス会社国光客運が、前身の台汽客運時代にアメリカから輸入したグレイハウンド社のバス