中国で先日、恋人を殺害した男が犯行後にセルフィーをSNSに投稿。しかもそのセルフィーに、亡くなった恋人も一緒に写っていたという事件があった。
中国メディア南海網などによると、この事件が発覚したのは9月5日深夜のこと。広西チワン族自治区の警察に「女性が殺された」との通報が入り、被害者は地元の林さんという若い女性、容疑者は林さんの恋人であるタンという男であることも判明した。警察は付近を封鎖するとともに、周辺および主要道路上でのパトロールを強化。6日午前9時ごろには、殺害現場となった山に潜んでいたタンを逮捕することに成功した。
タン逮捕に大きく貢献したのが、タンが林さん殺害後、微信(中国版LINE)のモーメンツ(LINEのタイムラインのようなもの)に投稿したセルフィーだ。そこには寝そべる林さんの横にタンの顔が写し出されており、写真はタンの微信友達であれば誰でも閲覧できるようになっていた。また、写真には「自分勝手な愛を許して」という意味深長なメッセージも添えられていたという。
ネットではこの問題となった写真は「林さんを殺害したあとに撮影したもの」と拡散されているが、本当にそうなのかどうかを含め詳細は分かっていない。いずにれにせよ、恋人殺害後に自分と恋人が一緒に写っている写真を平気でSNSに投稿するというのは、正気の沙汰ではない。