女性初のスポーツキャスターともてはやされ、80年代に“おじさまのアイドル”として一斉を風靡した出光ケイ(54)が、現在は一般企業でOLとして働いていることが16日、分かった。同日放送されたTBS系「爆報!THEフライデー」で密着映像が放送された。また、出演番組を降板し、芸能界から消えるきっかけとなったヌード写真についても語った。
出光は大学3年生の秋からラジオ番組のアシスタントとして芸能界入り。TBS系「JNNスポーツチャンネル」に“日本初の女性スポーツキャスター”との触れ込みで抜擢された。ミニのキュロットはトレードマークで、取材もこなし、大きな目、えくぼなど愛くるしい顔で“おじさまのアイドル”として大人気となった。
しかし人気絶頂の89年11月、写真週刊誌に学生時代の20歳のころに撮影したヌード写真がスッパ抜きで掲載され、番組を降板。その後、KBS京都で競馬番組のメーンキャスターも務めたが、結果的にテレビ業界から消えた。
現在は2年前に知人の紹介で入社した一般企業でお茶くみや簡単な書類作り、弁当の注文などの業務をこなし、月収は約21万円。全盛期は当時で年収2000万円あったといい、節約しながらの独身生活を送っている。
“転落”のきっかけとなったヌード写真について、出光は「学生時代、普通のグラビア撮影だと聞いて受けたんです。(ギャラは)100万円ぐらい」と告白。最初はビキニで撮影していたが、次第に「カメラマンが『水着外してみようか』、『(今度は)手を外してみようか』と」とヌード撮影に変わっていき、「スタッフもこんなにいるのに、断れない…」とヌードになったと説明した。
週刊誌に掲載された時は「これは逃げられないな」と思ったという。
現在は“OL”の仕事のかたわら、イベントなどで司会を務め、芸能界復帰を目指している。同時に「結婚が夢」と話し、料理教室に通うなど、花嫁修業にも励んでいる。