明石家さんま(60)が、自身が「なかない理由」を話したネタが、まさかの“美談”として受け取られてしまったことで苦笑いしたエピソードを明かした。
さんまがテレビで「涙を見せない」ことをモットーにしていることはよく知られている。その理由についてさんま自身も語っており、またその教えを受けた後輩芸人が語ることもあるが、今でもその理由を尋ねられることは多いという。さんまは番組で同じ質問で受けた際、「涙は(村上)ショージのためにとってあんねん」と発言したことで、想定外の展開になってしまったことを17日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」で振り返った。
「涙ながさへんから『涙無いんですか?』って言うから、『ショージが死んだ時用に残してるんですよ』って言うたんですよ」とさんま。自身はその発言はボケのつもりで、ショージからの「俺の方が先に死ぬのんかい!」というツッコミを期待していたものだったが、「ホトちゃん(雨上がり決死隊の蛍原徹)が涙ぐんでしもて……」と、後輩芸人を感動をさせてしまっていたことを明かした。その場に居たショージも、「そしたら(間)寛平さんが大ヤキモチ焼いてしもて、『俺のは?』言うてましたよ」と暴露した。
そんな周囲の反応に、さんまは「素通りされるとカッコ悪いねん、ツッコミあると成立するのにな」と語った。