第1作の公開から30周年を迎えた人気SF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで主演したマイケル・J・フォックスさんが21日、米トーク番組「ジミー・キメル・ライブ」に出演した。番組中では未来の製品として映画に登場した、靴ひもが自動で締まるスニーカーを、フォックスさんが実際に履いて見せる一幕もあった。
2015年10月21日はシリーズ2作目で未来として描かれた日付と同じ。主人公のマーティー・マクフライはタイムマシンのデロリアンに乗って、1985年の世界からこの日にやって来る。
番組ではマーティーに扮したフォックスさんがデロリアンに乗って登場。運転していたのは相手役の天才科学者ドクになり切ったクリストファー・ロイドさんだった。
同作品の中には、靴ひもが自動で締まるナイキのスニーカーをマーティーが履いて驚くシーンがある。ファンからは期待の声が高まり、ナイキは2008年に「自動靴ひも締めシステム」の特許を取得して、このスニーカー「ナイキMAG」を実現させた。
同社は21日、同スニーカー1足をフォックスさんに進呈。2016年にはオークションで売り出し、収益金をパーキンソン病の研究に取り組むマイケル・J・フォックス財団に寄付する。フォックスさんは1991年にパーキンソン病と診断された。