スウェーデン南部の学校で刃物を持った男が生徒ら4人を死傷させた事件で、警察は23日、男の人種差別的な思想が犯行の動機につながったとみていることを明らかにした。
この事件は、スウェーデン・トロルヘッタンの学校に、黒いヘルメットに覆面姿の男が侵入し、生徒や教師合わせて2人が刃物で刺され死亡、2人が大ケガをしたもの。男は地元に住む21歳で、その場で警察に射殺されている。
警察は23日に会見し、男の自宅から人種差別的な思想が犯行動機であることを明確に示す文書が見つかったことを明らかにした。また、犯行は計画的で、白人以外を狙っていたとしている。
地元メディアによると、男はインターネット上にナチス・ドイツのヒトラーを称賛する内容の動画を投稿していたという。