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ドイツで粉ミルクを買い占める中国人、駐ドイツ大使の「悲しい」発言が波紋

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2015年10月28日、中国の史民徳(シー・ミンダー)駐ドイツ大使が、中国人がドイツで粉ミルクを買い占めている現状について「悲しい」と述べた。

史大使は、「これほどまでに大きな中国で、乳幼児がみんな外国の粉ミルクを使いたいと言えば、世界中から集めても足りない。しかし、この問題の根源は食品安全、ひいては信用問題であることは明らかだ。中国企業は最低限の道徳をもって、人々の信頼を得なければならない」とした。

また、「ドイツに留学している一部の学生は、勉強もせずに、毎日粉ミルクを転売している。近所の人の通報で警察が調べると、家じゅうに粉ミルクが入った段ボールがあったそうだ。ドイツの新聞でも、『粉ミルクが中国人に買い占められ、現地の子どもたちの分さえなくなりそうだ』という記事がトップニュースになった」と話している。

この発言は中国で大きな反響を呼び、ポータルサイト・網易の記事ページには20万件に迫るコメントが寄せられている。

「国じゅうのすべての業界の信用に問題があるんだよ」
「赤ちゃんを“毒殺”しておいて死刑にもなりゃしない。何が安全だ」
「私は日本の紙おむつも買う。母親として子どもに良いものは何でも使いたいと思う」

「何とも言えない失望と悲しみを感じる」
「一番悲しいのは、外国の粉ミルクを買うと、同胞に売国奴とののしられること」

「中国の商売人は自分で自分の商品の質を下げている。政府の怠慢も中国の信用を下げている」
「みんなが原因を知っているのに、誰も解決しようとしない」
「仕方がない。ここでは人の命に価値はないんだ」

「役人は“特供”があるんだ。庶民が死のうが生きようが知ったことではないんだよ」(※“特供”は特別階級のために生産された製品を指す)
「外国の大使は問題の本質を見抜いているのに、国内の指導者は改めることができない」
「つまるところ、政府の管理、政府の信用の問題だ」






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