2015年11月1日、韓国・SBSテレビはこのほど、韓国で恋人や母親などの「役割」を代行するという新たなレンタルサービスが人気を集めていると伝えた。
男性記者が、恋人代行サービス業者のホームページに「夕食の集まりに同行する“彼女”を借りたい」と申し込みをしたところ、「代行彼女」として22歳の女性が待ち合わせ場所に現れた。料金は3時間18万ウォン(約1万9000円)。このアルバイトを始めて10日で3人の男性と会ったという女性は、「ただ一緒に遊びたいという依頼が多かった。会っている間は別れた彼女を忘れられるという人もいた」と語った。
心理学の専門家によると、こうした恋人レンタルの他にも、自分の代わりに抗議をしてくれるサービスや、逆に悪口を言われる役を代わってくれるサービスも登場しているそうだ。また、恋人に紹介するためなどの偽の母親を1回5万ウォン(約5300円)で貸し出す業者もあり、演技の上手な「母親」をそろえているという。
記事は、「需要があってこそ生まれたサービスではあるが、人間関係をお金で買うことに対し否定的な声も上がっている」と結んだ。
この報道に、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。
「みんな、人間らしい関係を築けなくなっているんだろう。残念だ」
「一方では理解できなくもないけど、世の中がだんだん冷たくなっているんだね」
「自分の物でもないのに、どんな感情も湧くわけがない」
「心をお金で買えないことは知りながらも…悲しい現実だ」
「恋人代行だなんて、プライドもないのか」
「彼女を作るすべも知らない、情けない男たち」
「お金で人を借りるとは、まるで物扱いだ」
「だんだん日本のようになりつつあるのかな?」
「若い女性たちよ、目を覚ませ。その仕事が安全だと思ってるのか?」
「こんなことでお金を稼ごうと思ったら、いつか大変なことになる」
「高過ぎる。そのお金があったら、僕ならしたいことをして、買いたい物を買う」