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薬物犯罪の死刑囚、ワニの島に収容計画 インドネシア

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インドネシアの麻薬取締当局は、クロコダイルに守られた島に、薬物関連の犯罪による死刑囚を収容する刑事施設を建設する計画を提案した。

 当局者が9日に語ったところによると、計画は国家麻薬取締庁のブディ・ワセソ(Budi Waseso)長官が長年温めてきたもので、この施設の警備を担えるクロコダイルを探すため、長官自ら国内各地を視察に訪れる予定だという。

 現地ニュースサイト「テンポ(Tempo)」が引用した発言の中でワセソ長官は「可能な限り多くのクロコダイルを配置する。我々は、最もどう猛な種類のクロコダイルを探している」と述べた。また、密売人たちの脱獄を防ぐには、人間の看守と違って買収されることがないクロコダイルの方が良いと語った。

 計画はまだ初期段階で、場所も開設時期も決まっていない。インドネシアの薬物関連法は世界でも最も厳格な類のもので、密売によって銃殺刑が科されることもある。今年4月に外国人の麻薬犯罪者7人が処刑された際には国際的な非難も巻き起こった。しかし、ジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領は、密売人は死刑に処すべきだとの姿勢を崩していない。

 一方、法律は厳格だが、刑務所制度は腐敗しており、所内には薬物があふれ、薬物犯罪で逮捕される受刑者や看守ら職員が後を絶たない。




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