カナダの詐欺事件の犯罪収益を日本の銀行に送金させ、いわゆるマネーロンダリング(=資金洗浄)に関わったとみられるナイジェリア人の男が逮捕された。
警察によると、詐欺の疑いで逮捕されたソロモン・モーゼス・サイロス容疑者(44)は去年7月、カナダの詐欺事件の犯罪収益およそ3150万円を三重県内の銀行に自動車のエンジンの売上金とウソをついて送金させ、このうち2600万円の払い戻しを受けた疑いがもたれている。
ソロモン容疑者は容疑を否認しているということだが、警察はソロモン容疑者がおよそ4億8000万円のマネーロンダリングに関わった疑いがあるとみて調べている。