2015年11月13日、「日本製と中国製の炊飯器に大きな違いはない」。中国メディアがこのほど伝えた日本の在中外交官の発言に、中国のネットユーザーからは、さまざまな声が交錯し、日本のネットユーザーは「リップサービス」などと反応している。
重慶晨報によると、今年9月に就任した星山隆在重慶総領事は、同紙とのインタビューの中で、中国人観光客が日本で炊飯器などを“爆買い”していることに言及。
「正直、ここに来てから中国製と日本製に大きな違いはないことに気付いた。両国の炊飯器で実験した人がいたが、炊き上がったご飯の違いは分からなかった」と述べた。中国人観光客の“爆買い”の理由については、「品質が良く、簡単には故障しないこと」を挙げたという。
この発言は中国のネットユーザーの間で話題になり、「中国人が海外で買うのは製品そのものではなく信用。国内製品を買わないのは製品の問題ではなく、メーカーに信用がないから」「味の問題は置いておくとして、私の経験から日本製の炊飯器は20年経っても使える。しかし、国産の炊飯器は1年で壊れた」「長く使えば違いが出てくる」などの書き込みが寄せられた。
コメと水の違いを指摘する「日本で食べたご飯は中国のよりも食感が良かった。コメの問題だと思う」「コメと水の問題」などの意見も少なくなかった。
一方、日本のネットユーザーは「国産品がマトモなら日本にわざわざ買いに来ないよ。外交官の発言はリップサービスだな」「ある意味中国人の方が分かってるのでは」「中国人も良く知ってるな」などとコメント。
その上で、「自分が良いと思ったものを使う、それでいいんじゃない?」「壊れにくいって重要だと思うよ」「信用にはお金を出すんだね」「中国製の製品が売れない訳が分かってきましたね」「中国で買う電化製品、大体1年は大丈夫よ!2年目は運次第」などの声を上げている。