フランス・パリの同時多発テロ事件は100人以上の犠牲者を出し多くの人が負傷したが、警備が強化されている区域でも依然として多くの観光客が見られた。環球時報が伝えた。
中国人観光客は記念撮影のほかショッピングなどを楽しみ、「想像していたより恐怖に包まれていない。たびたび見かける警察官や軍人の存在は安全感を与えてくれる」と語っている。
街中では、中国人のほか日本や韓国の観光客の姿も見られた。ルーブル美術館を観光した日本人ツアーのガイドは、「みんながテロには恐怖を覚えるが、パリに恐怖は漂っていない。これだけ大きなテロが発生しながらも通常の生活を送れるパリの人々には敬服してしまう」と話した。
パリの観光部門職員はテロの影響について、「テロ発生当日を除き、観光客の大規模な帰国は見られていない。テロは起きたが、パリの大部分は依然として安全。中国人観光客にはいつものように観光してほしい」と述べた。(