衛生福利部(衛生省)食品薬物管理署(食薬署)は17日、中部・彰化の食品会社「光大食品」と「祥泰漁業」が、ベトナムから輸入した冷凍ナマズを加工後、「手作り日本式タラステーキ」と偽って販売していたと発表した。これまでに約100トンが出荷されており、衛生局などが商品の行方を追っている。
問題は食薬署が11日に彰化地方法院検察署などと実施した立ち入り調査により判明。現場では賞味期限が偽造された商品も発見され、検察が食品安全衛生管理法違反、詐欺および文書偽造などの容疑で捜査を進めている。
衛生局は、ベトナム産ナマズはタラの約4分の1の価格だが、栄養などは一般的な魚とほとんど同じで、人体に対する影響はないとしている。