17日深夜放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)で太田光が、爆笑問題の持つ「社会派」というイメージが崩壊することを危惧した。
この日の番組では、タレントの結婚が相次いだことから転じて、田中裕二と妻・山口もえの仲睦まじいエピソードがたびたびメディアで取り上げられることが話題に上がる。その中で太田は「あなたの話はどうでもいい」と田中の話題を一蹴し、爆笑問題のイメージについて語りだした。
太田は「社会派で政治を斬る。安倍のことも『バカ野郎』って言う」「右翼にも左翼にもどっちにも振れますよ、怖いもんなしですから」とコンビのイメージを説明。続けて「『社会派ブラック』でデビュー当時から散々苦労してきたんですよ」と言い放った。
太田は、こうしたイメージを大切にしたいそう。ところが、メディアが田中について「(家族で)パン屋に並びました」「初めてパパと呼んだ」など牧歌的な話題を取り上げるため、「これは一体、何なのかな」「そんな牧歌的なコンビではない」と感じているとか。
これを受けて田中は「(話題を)提供してない。たまたま撮られたんだよ」と反論する。だが太田は止まらず「お前の夫婦に何の興味もないし、ファミリー感出しやがって」「毒の一つもない」と不快感をあらわにし、「爆笑問題、始まって以来の危機ですよ」とコンビについて憂慮した。
田中がすかさず「危機じゃないですよ」「大丈夫ですよ」とフォロー。しかし、太田はその後も「お前が『大丈夫ですよ』って言う権利はない」などと田中を責め続けていた。