NHK「第66回紅白歌合戦」(12月31日後7・15)の司会者と出場歌手の発表は26日に同時に行われることが20日、分かった。司会者と初出場歌手が同じ会場にそろって記者会見する。「この形はここ20~30年では記憶にありません」とNHK関係者は話しており、異例のダブル発表となる。
司会者は紅組が女優綾瀬はるか(30)、白組はV6の井ノ原快彦(39)、総合司会はNHKの有働由美子アナウンサー(46)に決まり、当日も出席する予定だ。
当初は司会者だけで発表会見を準備していた。関係者によると、綾瀬のスケジュールの都合で、予定した今月2週目からズレ込み、出場歌手発表の時期と近づいたことから“合体発表案”が浮上、実現する。
今年を代表するヒット曲も少なく、初出場歌手の記者会見だけでは国民的行事として話題性も足りず、司会者との合同会見を考えたとみられる。
08年には、紅白史上珍しい“連続発表”があった。白組のSMAPの中居正広(43)と紅組の仲間由紀恵(36)の両司会が11月24日に会見し、翌25日に出場歌手を発表。この時は、当時9歳で史上最年少出場となった大橋のぞみや、当時61歳で歴代最高齢(外国人を除く)で初出場した秋元順子らがいたため、同時発表を避けたとみられている。今回はどんな会見になるのか注目される。