2015年12月2日、メキシコ人男性が通勤時に遺棄された赤ちゃんを見つけたことが話題となっている。
メキシコ・ハリスコ州で男性がいつものように通勤していると、道端に捨てられていた毛布からかすかに声らしき音が聞こえた。この男性は恐怖を感じたが、好奇心に駆られ携帯電話で撮影しながら毛布をめくると、中には生まれて間もない赤ちゃんが丸まっていた。赤ちゃんはへその緒が付いた状態で非常に弱っていたが、息はまだあった。男性はすぐさま救急車を呼び、赤ちゃんは一命をとりとめた。
その後赤ちゃんが女の子であることが分かったが、親の手掛かりは見つかっていない。男性は「彼女は神様からの贈り物だ」と語り、赤ちゃんを養育するために関連の手続きを進めているという。動画は今年5月にネットに掲載されたものだが、台湾や中国メディアがここ数日相次いで報じたことで多くの人が注目し、「養育したい」との男性の決断に感動や支持の声が寄せられている。