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【AKB劇場10年祭】涙の「最前列空席」物語

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「AKB48劇場オープン10年祭」が6日、都内のザ・プリンスパークタワー東京で開催され、卒業生25人と現役メンバー19人が集結して節目を祝った。8日に発足から10周年を迎えるAKB。国民的人気グループに成長した陰に「空席」をめぐる物語があった――。

 AKB48は2005年12月8日、「会いに行けるアイドル」をコンセプトに活動を始めた。観客数人のスタートから日本を代表するアイドルグループとなり、国内各地や世界に姉妹グループが展開。記念日を前にした6日の「10年祭」は、08年に限定2000部で発売された「AKB48 2nd Anniversary スペシャルフォトアルバム」の購入者が登録特典として参加チケットを手に入れることができた。

 初期から応援してきた約500人のファンにステージ前の席が用意されたが、最前列の1席だけが空席のままだった。

「“ライダー”と呼ばれた1人のファンの方のための席でした。いつもバイクに乗って劇場へ来るので、みんなからそう呼ばれていました。早朝から並んでチケットを購入して観賞するほど熱心に通ってましたが、ある日、劇場のフロアの隅で倒れてしまい、その後に32歳という若さで亡くなってしまった。公演後に訃報を知らされたメンバー全員が泣き崩れていた」(AKB関係者)

 その後、秋元康総合プロデューサー(57)が「ライダー」という追悼曲まで書き下ろしたほど。この日のイベントでもAKBメンバーが登壇した際、「ライダー」の曲がバックミュージックとして流れていたという。

「実は公にはしないものを含めて、劇場公演で“席”を空けることはしています。たとえば、メンバーの親族に訃報があった時など、(亡くなった方に)その席でメンバーの雄姿を見てほしいという気遣いからです。メンバーから『この曲を歌いたい』という要望をかなえたり、センターに据えたりいろんなことをしています」(同)

 AKB48グループ総監督の高橋みなみ(24)は「みなさんの応援が本当に人生の宝物だと思います」とファンに感謝したが、きっと天国にいるライダー氏もメンバーの気遣いに感謝していることだろう。
  




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