ドーナツチェーン、台湾ミスタードーナツ(統一多拿滋)は、来店客が自分で好みの商品を選んでレジに持っていくセルフサービス方式を各店舗に順次導入する。現在すでに9店舗で実施。待ち時間を短縮し、消費者が気軽に購入できるようにするのがねらい。
新方式を採用した店舗では日本の店舗を参考に、レイアウトや購入時の動線、陳列方法などを変更したほか、陳列棚は主な客層の身長や利便性を考慮し、高さを157~160センチに設定。来店客が棚全体を見渡せ、商品を取りやすいようにした。洪堯欣総経理(社長)によれば、新方式を導入した各店の業績は従来に比べ2~3割成長する見込み。将来は全体の7割をセルフサービス型店舗にしたいとしている。
同社は消費者のスイーツに対する購買力の高さに注目し、新規出店を積極的に展開。3月までに4店をオープンさせ、総店舗数を60店まで拡大させる予定。2014年末からは一部のセブン-イレブン店内でも販売を行っている。昨年の総販売個数は2400万個に上った。