(始業式に臨む舞妓ら=7日、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場)
芸舞妓(げいまいこ)の仕事始めに当たる「始業式」が7日、京都市内の花街で行われ、黒紋付きの正装に稲穂のかんざしを飾った芸舞妓らが「おめでとうさんどす」とあいさつを交わした。
祇園甲部歌舞練場(東山区)では、芸舞妓や師匠ら約110人が出席。全員で「私たちは常に美しく優しく親切にいたしましょう」など今年1年の精進を誓い合い、京舞井上流五世家元で人間国宝の井上八千代さんが祝いの地唄「倭文(やまとぶみ)」を舞った。今年成人式を迎える芸妓の真咲(まさき)さん(20)は「精進してがんばりたい」と抱負を述べた。
宮川町歌舞練場(同区)でも始業式が行われ、技芸始めとして長唄「鶴亀」が披露された。.