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音楽コンクールで優勝したソウル市内の女子中学校が、音楽教師が生徒に成りすまし出場するという不正があったと謝罪し、主催者側に優勝を辞退すると伝えた。
朝鮮日報によると、生徒に成りすましたのは24歳と36歳の音楽教師で、オーケストラのバイオリンとチェロを担当していた。コンクール後に立った噂をもとに調査が行われ、今回の不正が明らかになった。
教育委員会関係者は「教諭たちはずいぶん年は上だが、遠目には制服を着た生徒に見え、変装が見破れなかった」と話した。
韓国では、芸術やスポーツの分野で良い成績を上げた教師には通常、昇給や昇格が約束される。
似たようなケースでは先月、国内で最も権威のあるコンテストの入賞者が事前に決定されていた疑いがあるとして、アーティストや関係役員9人が訴えられた。過去には、現金で腕のいい芸術家を雇い、自分名義で作品を発表するという事件がいくつか摘発されている。