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「甘利明大臣事務所に賄賂1200万円…」 『文春』スクープのウラに気になることが

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このケースはちょっと言い逃れできないのではないか。甘利明経済再生担当相、辞任するなら早い方が安倍政権のダメージは少ないだろう。

 ベッキー不倫騒動に続いて『週刊文春』(1月28日号)がまたまた大スクープだ。

 「実名告発『甘利明大臣事務所に賄賂1200万円を渡した』」

 事件の経過だが、千葉県白井市の建設会社S社とUR(独立行政法人都市再生機構)との間で道路建設をめぐりトラブルが発生。平成25年5月、S社の総務担当者一色武氏が、甘利氏の地元事務所に仲介を依頼。事務所長の清島健一公設第一秘書らが動いて一件は解決したが(補償金約2億2000万円)、さらに〈巨額な補償交渉へと発展し〉というもの。

 〈「私は自分の身を守る手段として、やりとりを録音しています(中略)領収書はメモと一緒に保管してきました。口利きの見返りとして甘利大臣や秘書に渡した金や接待で、確実な証拠が残っているものだけでも千二百万円に上ります」

 そう言って、彼(一色氏)は膨大な資料やメモ、五十時間以上にも及ぶ録音データなどを小誌に提供したのだった〉

 ひとつ気になるのは一色氏が告発に踏み切った動機が不明朗な点とあまりの用意周到さ。

 それと昨年10月19日清島秘書に別件で20万円を渡したとき、『文春』がひそかに同行し、写真を撮っていること(グラビアに掲載)。この点に限ると、これはひっかけではないのか。






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