中国陝西省楡林市神木県の中学校が生徒らの恋愛を抑制するため食堂で男女を分けていることが話題となっている。華商報が伝えた。
同校に通う生徒からは「2015年末に通知が張り出され、食堂では監視する人がおり、男女が一緒にご飯を食べているとすぐに注意される」「以前から男女一緒にご飯を食べる人は少なかった。一緒にいるからと言って恋愛に発展するとは限らない。勉強の相談や世間話をしていることが多い」と規則に反発する意見が多数を占めた。
同学校側は「本校の食堂では以前から男女別々を実施しており、今回正式に規則として通知しただけ。過去に、食堂を一緒に利用した男女に不適切な行動が見られ、他の学生に悪影響を与えた。こうした環境は学生らの早すぎる恋愛につながる。同規則は保護者の支持を得ており、効果が見られている」と説明した。
一方で、専門家は「中学生が異性と接することは成長する上で必要なこと。抑制しすぎると心理的な負担となり、成績に悪影響を及ぼす可能性もある。異性との交流がすなわち恋愛につながるとは限らない。男女を分ける規則は短期的には効果があるかもしれないが、長期的に見れば子どもの反抗心を呼ぶ原因となり、今後の成長にも影響する」と注意を促している。