台湾南部で起きた地震で被害を受けた台南市に対する日本の救援物資の一部が10日夜、高雄国際空港に到着したのを受け、同市の頼清徳市長は11日、自身のフェイスブックに「本当にありがとう」と感謝をつづった。
頼氏は、日本政府と安倍晋三首相に対して謝意を示した上で、日本の人々の迅速な援助に台南市民を代表して感謝するとコメントしている。
頼氏の投稿は11日午後4時現在までに4万件以上の「いいね!」を集めているほか、「ありがとう日本」「日本をもっと好きになった」といった感謝のコメントも多数寄せられている。
今回到着したのは、日本政府が寄贈を決めた4リットルの貯水容器3600本のうち100本で、地震の影響で断水が続く同市の一部地域で使用されるという。加えてグラウンドシート200枚も贈られる予定。
日本政府は今回の地震に対して、100万米ドル(約1億1000万円)規模の支援実施を表明している。また、安倍首相は地震が発生した6日、台湾に向けて「必要な支援を何でも供与する用意がある」とするメッセージを出していた。