京都の料亭や老舗レストランの食事が一堂に会する「京の味ごちそう展」が京都高島屋(下京区)で開かれている。23日まで。
同展は1957年、京料理の伝統や魅力を伝え続けたいと、京都の料理人らが呼びかけて始まった。京都高島屋で最も長い歴史を持つ催し物とされ、今年で開催60回目を迎える。
府内の約80店が色鮮やかな和洋食を出展。60回を記念し、江戸時代の1689(元禄2)年創業の老舗漬物屋「穂野出(ほので)」(左京区)の名物「雲母(きらら)漬(づけ)」(袋入り税込み861円)などの限定販売のほか、料理人らによる料理講習会もある。19日は、料亭や老舗洋食レストランの限定メニューを1食2500円で楽しめる「名物食堂」に長蛇の列ができていた。