新華社通信は河北省保定市で犠牲者を出した重大環境汚染事件について伝えた。
河北省公安部門によると、15年5月18日、保定市のレストラン店主はキッチンで作業していた際に下水道の強烈な臭いを嗅ぎ倒れた。その後病院に運ばれたが治療のかいなく死亡した。
同市警察の調査によると、レストランのそばにある駐車場の経営者は犯罪組織とグルになり、工業廃液を不法投棄していた。廃液が有毒な気体を発生させそれを吸い込んだレストラン店主が犠牲となった。不法投棄は102回行われ、廃液の総重量は3400キロ余りに上る。
同事件に関与したとして、警察はこのほど容疑者27人を拘束。環境汚染に関与した企業は20社に上った。