人工知能(AI)の囲碁ソフト「アルファ碁」と対戦した世界トップクラスの韓国人プロ棋士、李世ドル九段が2連敗したことに韓国囲碁界が落胆している。
李氏勝利による囲碁人気の向上を期待していただけに、韓国棋院幹部は11日「対局には公正性に問題がある」と不満を吐露した。
開始前は「世紀の対局」などと興味津々だった韓国メディアも、アルファ碁の圧倒的な強さを目の当たりにして一変。AIの進化で雇用が失われたり、人間がAIに支配されたりする時代が訪れるのではないかと懸念する暗いトーンの記事が目立ち始めた。
(共同通信)